【導入文】
①このドラマは1話見るごとに、面白くなります。(変化)
このドラマは1話見ます。面白いです。
もう1話見ます。もっと面白いです。
だんだん面白くなります。
→ このドラマは1話見るごとに、面白くなります。
②オリンピックは4年ごとに、開かれます。(単位)
オリンピックです。
オリンピックは4年に1回、開かれます。
→ オリンピックは4年ごとに、開かれます。
③グループごとに、発表します。(それぞれ)
授業で、発表があります。
Aグループで発表、
Bグループで発表、
Cグループで発表…
グループのまとまりで、それぞれ発表します。
→ グループごとに、発表します。
【意味】
①だんだん~になる(変化)
②~に1回…する(単位)
③まとまりで~する(それぞれ)
【接続】
動詞(辞書形) +ごとに
名詞※ +ごとに
※ここの名詞には、
まとまりの意味がある名詞や、
数詞+助数詞がきます!
例)グループ、会社、クラス…(まとまり)
例)1分、2時間、3日、1km…(数詞+助数詞)
【例文】
①このチームは一試合ごとに、強くなっています。(変化)
②雨が降るごとに、寒くなっています。(変化)
③この目覚まし時計は、5分ごとに鳴ります。(単位)
④3日ごとに、花に水をやります。(単位)
⑤クラスごとに、写真を撮ります。(それぞれ)
⑥学校ごとに、模擬試験をします。(それぞれ)
【ポイント】
- 漢字で書くと「~毎に」。
【※上のレベルの学生や先生向け】 - 単位の意味の「~ごとに」と「~たびに」の違い
「~ごとに」 :客観的。規則性あり。
「~たびに」 :主観的。「数詞+助数詞+たびに」は使えない。
例1)〇1時間ごとに、休憩を取ります。
×1時間のたびに、休憩を取ります。
【↑「~度に」の前には数詞+助数詞は使えない。
1時間に1回と、規則性があるので
「~ごとに」が合う。】
例2)〇彼は待ち合わせするたびに、遅刻する。もううんざりだ。
×彼は待ち合わせするごとに、遅刻する。もううんざりだ。
【↑話し手の嫌な気持ちが含まれている場合など、
主観的なことなので「~度に」が合う。】 - 単位の意味の「~ごとに」と「~おきに」の違い
★「~ごとに」と「~おきに」は、
前につく助数詞によって、意味が変わるので注意!
頻度を表す「~たびに」や、「~おきに」も一緒に復習しておきましょう!
【練習②】
例)彼女に会います。毎回日本語が上手になっています。(変化)
→( 彼女に会うごとに、毎回日本語が上手になっています )。
2)年を取ります。だんだん目が悪くなっています。(変化)
→
3)失敗します。だんだん成長します。(変化)
→
4)教室は1ヶ月に1回、変わります。(単位)
→
5)課が終わります。小テストをします。(単位)
→
6)Aグループ、Bグループ、Cグループ、それぞれリーダーを決めます。(それぞれ)
→
7)青森県、岩手県、宮城県、それぞれの県で、大会をします。(それぞれ)
→
最後に、「~ごとに」を使って、例文を一つ作ってみましょう!!
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