【導入文】
①フランス語は、まるでわかりません。
私は、英語が挨拶程度ならわかります。
中国語も少しはわかります。
でも、フランス語は全然勉強したことがありません。
挨拶も何もわかりません。
フランス語は、全然わかりません。
→ フランス語は、まるでわかりません。
②水泳は、まるでダメなんです。
友達が私に聞きました。
「日本には学校にプールがありますよね?
じゃあ水泳の授業があるんでしょ?
泳げますよね?」
私は言います。
「あ…私は泳ぐことが苦手です。
水泳は、全然できないんです。」
→ 「水泳は、まるでダメなんです。」
③二人は双子なのに、まるで似ていません。
あの二人は双子だそうです。
でも、双子なのに
目も鼻も口も、顔の形も似ていません。
全然似ていません。
→ 二人は双子なのに、まるで似ていません。
【意味】
全然~ない(否定の強調)
【接続】
まるで + ~ない/否定的な意味の言葉※
※「まるで」の後ろは「~ない」か「否定的な意味の言葉」がくる。
★よく使う表現
例)~ない、だめだ、できない、違う …など
【例文】
①若者言葉は、まるでわかりません。
②英語は、まるで話せません。
③沖縄の言葉は、標準語とまるで違います。
【ポイント】
- 基本的に、い形容詞の否定形・な形容詞の否定形・名詞の否定形とは一緒に使えない。
※「だめ」はな形容詞だが、「まるでだめだ」は例外。
※もし、い形容詞の否定・な形容詞の否定・名詞の否定と使いたい場合は、「まるで」を「全然」に言い換えることができる。
例)×まるで美味しくない。【い形容詞】
×まるできれいじゃない。【な形容詞】
×まるで事実じゃない。【名詞】
→ 〇全然美味しくない。【い形容詞】
〇全然きれいじゃない。【な形容詞】
〇全然事実じゃない。【名詞】
「まるで」は、比喩を表す意味もあるので、一緒にチェックしておきましょう!
【練習】
例)今日のテストは難しすぎて…?
→ 今日のテストは難しすぎて、( 例:まるでわかりません )。
1)この洋服はサイズが小さすぎて…?
→ この洋服はサイズが小さすぎて、_________。
2)毎日一生懸命運動しているのに…?
→ 毎日一生懸命運動しているのに、_________。
3)英語は少し話せますが、イタリア語は…?
→ 英語は少し話せますが、イタリア語は、_________。
4)10年ぶりに友達に会いましたが、友達は…?
→ 10年ぶりに友達に会いましたが、友達は、_________。
5)新しい単語が多すぎて…?
→ 新しい単語が多すぎて、_________。
解答例
1)まるで着られません
2)まるで痩せません
3)まるで話せません/まるでだめです
4)まるで変わっていませんでした/まるで違いました
5)まるで覚えられません
皆さんが、苦手なことやできなことを「まるで~ない」という表現を使って話してみましょう!!