～くらい（ぐらい）①［軽視］【JLPT N3表現】

【導入文】

①お皿さらを運はこぶくらい（ぐらい）、自分じぶんでしなさい。

かわいいフリー素材集いらすとや

　　お母さんは料理を作ったり、
　　洗濯をしたりして忙しいです。
　　でも、子供は何もしません。
　　子供は食べた後のお皿を片づけません。
　　お母さんは子供に言います。
　　「お皿を運ぶことは簡単なことだから、
　　　自分でしなさい。」
→　「お皿を運ぶくらい（ぐらい）、自分でしなさい。」

②英語えいごの挨拶あいさつくらい（ぐらい）、誰だれでもわかります。

かわいいフリー素材集いらすとや　　

　　皆さん、英語で『こんにちは』は何ですか。
　　『Hello』ですよね。
　　じゃあ『ありがとう』は何ですか。
　　『Thank you』ですよね。
　　英語の挨拶は簡単なことだから、
　　誰でもわかります。
→　英語の挨拶くらい（ぐらい）、誰でもわかります。

③１分ぷん遅おくれたくらい（ぐらい）で、そんな怒おこらなくてもいいのに…。

かわいいフリー素材集いらすとや

　　朝9時から仕事です。
　　でも、今日は9時1分に会社に着きました。
　　1分遅刻してしまいました。
　　すると、上司はすごく怒りました。
　　私は1時間説教されました。
　　その時、私は心の中で思いました。
　　（確かに遅刻は悪いことですけど、
　　　たった1分ですよ？
　　　そんな小さいことで、
　　　怒らなくてもいいのに…）
→　1分遅れたくらい（ぐらい）で、そんなに怒らなくてもいいのに…。

【意味】

　簡単かんたんだと思おもうこと、小ちいさいこと、大たいしたことじゃないこと（軽視けいしの気持きもち）

【接続】

　動詞（普通形）　　　　　＋くらい（ぐらい）～
　い形容詞（普通形）　　　＋くらい（ぐらい）～
　な形容詞 （普通形）だ な ＋くらい（ぐらい）～
　名詞 （普通形）だ 　 　　＋くらい（ぐらい）～

【例文】

①英語えいごは下手へたですが、挨拶あいさつくらい（ぐらい）はもちろんできます。

②料理りょうりはほとんどしたことがありませんが、ラーメンくらい（ぐらい）は作つくれます。

③日本語にほんごを勉強べんきょうし始はじめたばかりですが、ひらがなくらい（ぐらい）は書かけます。

④テストの成績せいせきが悪わるかったくらい（ぐらい）で、落おち込こまないでください。

⑤一度いちど上司じょうしに叱しかられたくらい（ぐらい）で、会社かいしゃを辞やめるのは良よくないですよ。

【ポイント】

【練習】

下線かせん＿＿に入る言葉ことばを考えて、文章ぶんしょうを完成かんせいさせましょう。

１）（田中たなかさんは一人暮ひとりぐらしをしていますが、家事かじが一人ひとりで全然ぜんぜんできません。田中たなかさんに言いいます。）
　　→「＿＿＿＿＿＿＿＿ぐらいはできた方ほうがいいですよ。」

２）（日本にほんへ来きて、半年はんとしがたちました。日本語にほんごはまだ下手へたですが、日本にほんの生活せいかつには少すこし慣なれてきました。）
　　→「＿＿＿＿＿＿＿＿ぐらいはできるようになりました。」

３）（妹いもうとが家うちに帰かえってきました。疲つかれているようで、そのまま寝ねようとしています。妹いもうとに言いいます。）
　　→「＿＿＿＿＿＿＿＿ぐらい＿＿＿＿＿＿＿＿。」

４）（友達ともだちが恋人こいびととけんかして、とても落おち込こんでいます。友達に言いいます。）
　　→「＿＿＿＿＿＿＿＿ぐらいで＿＿＿＿＿＿＿＿。」

５）（同僚どうりょうが悩なやんでいます。）
　　同僚どうりょう：今朝けさ、上司じょうしが挨拶あいさつをしてくれませんでした。嫌きらわれているかもしれません…。
　　→「＿＿＿＿＿＿＿＿ぐらいで＿＿＿＿＿＿＿＿。」

解答例かいとうれい

１）洗濯せんたく／掃除そうじ／料理りょうり
２）一人ひとりでレストランへ行いく
３）顔かお・洗あらいなさい
４）恋人こいびととけんかした・落おち込こまないでください
５）挨拶あいさつをしてくれなかった・嫌きらわれているとは思おもえませんよ