【導入文】
①日本人はあっさりしています。
アメリカ人は、
相手に自分の感情を
素直に表現します。
嬉しい時はハグをしますし、
会いたいと思ったら、
「I miss you」とはっきり言います。
でも、日本人は違います。
友達と別れる時ハグをしたりしません。
「またね!バイバイ!」
それで終わりです。
日本人の性格です。
→ 日本人はあっさりしています。
②佐藤さんは、あっさりした性格です。
佐藤さんは、
小さいことを
あまり気にしません。
上司が佐藤さんに
「今日は残業してください。」と
言いました。
佐藤さんはすぐ
「ええ、いいですよ。」
佐藤さんは恋人に振られました。
でも、落ち込みません。
「まあ新しい人を
見つければいいか。」
佐藤さんの性格です。
→ 佐藤さんは、あっさりした性格です。
③彼女はプロポーズにあっさりOKしました。
彼は今日、彼女にプロポーズします。
「OKしてくれるかな…」
不安そうです。
「結婚してください!」
彼女は、すぐ
「うん、いいよ。」
簡単にOKしました。
彼は「え…本当にいいの?」
→ 彼女はプロポーズにあっさりOKしました。
④あっさりした食べ物が好きです。
私は、豆腐・サラダ・茹でた鶏肉
などが好きです。
脂っこいものが好きじゃありません。
淡泊で脂っこくない食べ物が好きです。
→ あっさりした食べ物が好きです。
【意味】
①執着しない、複雑じゃない性格。
②時間や手間がかからない様子。簡単に。
③淡泊で脂っこくない味。
【接続】
あっさり + 動詞/した/している
【例文】
①田舎と比べると、都会の近所付き合いはあっさりしています。(①性格)
②優勝を目指して一生懸命練習しましたが、初戦であっさり負けてしまいました。(②簡単に)
③彼女に告白したら、あっさり断られてしまいました。(②簡単に)
④昼にこってりしたラーメンを食べたので、晩はあっさりしたものが食べたいです。(③味)
【ポイント】
- 「あっさり+動詞」は使えるが、「あっさりだ」は使えない。
例)〇この料理はあっさりしています。
×この料理はあっさりです。
例)〇彼はあっさりした性格です。
×彼はあっさりな性格です。 - 「あっさり」と「さっぱり」の違い
「あっさり」:
時間や手間がかからなくて簡単な様子、という意味もある。
例)〇犯人は、自分が犯人だとあっさり認めた。
×犯人は、自分が犯人だとさっぱり認めた。
「さっぱり」:
気分が晴れてさわやかな気持ちという意味や、完全にすっかり全部、という意味もある。
例)〇シャワーを浴びた。さっぱりして気持ちがいい。
×シャワーを浴びた。あっさりして気持ちがいい。
例)〇昔の恋人のことは、きれいさっぱり忘れたほうが良い。
×昔の恋人のことは、きれいあっさり忘れたほうが良い。
【練習】
下線__に入る言葉を考えて、文章を完成させましょう。
1)田中さんは10年も勤めた会社を挨拶もしないで_________。
2)母は、私の大事な漫画を何も聞かないで_________。
3)ずっと好きだった子に告白したら、_________。
4)ほかの人が嫌がる仕事をあの人に頼んだら、_________。
5)彼は財布を盗んだことを警察官の前で_________。
6)難しいと言われている東京大学を受験しましたが、_________。
解答例
1)あっさり辞めてしまいました
2)あっさり捨ててしまいました
3)あっさり振られてしまいました
4)あっさり引き受けてくれました
5)あっさり認めました
6)あっさり合格しました
最後に「あっさり」を使って文章を一つ作ってみましょう!!