【導入文】
①牛丼はなにしろ安いので、よく食べます。
私は牛丼屋へ行って、
牛丼をよく食べます。
美味しいし、すぐ料理が出てくるし…。
色々理由はありますが、
一番の理由は「安いから」です。
→ 牛丼はなにしろ安いので、よく食べます。
②東京の生活は、なにしろ家賃が高くて大変です。
私は東京で暮らしています。
東京の生活は大変です。
人が多いですし、電車の路線は複雑ですし…。
色々理由はありますが、
一番の理由は「家賃が高いから」です。
→ 東京の生活は、なにしろ家賃が高くて大変です。
③父はなにしろ頑固だから、説得するのが難しいです。
私はいつか大学院へ行きたいです。
父と母に話しました。
母は優しいので、すぐOKしてくれました。
でも、父を説得するのは難しいです。
父は厳しいですし、心配性ですし…
色々理由はありますが、
一番の理由は「父は頑固だから」です。
→ 父はなにしろ頑固だから、説得するのが難しいです。
【意味】
理由の強調(一番言いたいことを取り上げて言う)
【接続】
なにしろ ~
【例文】
①なにしろ電車が止まってしまったものですから、遅れてしまいました。
②海外旅行をしたいですが、なにしろ仕事が忙しくて休みが取れません。
③昨日の花火大会はなにしろすごい人で、帰るのが大変でした。
【ポイント】
- 「なにしろ~から」「なにしろ~ので」「なにしろ~て」のように、後ろに理由を表す表現がくる。
- 漢字でもよく使う。「何しろ」
- 副詞「なにしろ」と「とにかく」の違い
「なにしろ」:理由の強調
「とにかく」:①理由の強調
②深いことは考えないで行動する
例)〇あの本はなにしろ難しいから苦手です。
〇あの本はとにかく難しいから苦手です。
【↑どちらも「理由の強調」なのでOK】
例)×わからなかったが、なにしろ答えを書いた。
〇わからなかったが、とにかく答えを書いた。
【↑「結果は考えないで答えを書いた」という意味なので「とにかく」は使えるが、「なにしろ」は使えない。】
【練習】
解答例
1)お正月休みだ
2)ずっと天気が悪い
3)物価が高い
4)残業が多い
5)お金がない
6)昨夜頭が痛く
7)隣の部屋がうるさかった
下の会話例を見て、話して見ましょう!!
①
A:どうして遅刻したんですか。
B:なにしろ____ものですから、遅れてしまいました。
②
A:最近、仕事(勉強)はどうですか。
B:なにしろ____ので、_____。