【導入文】
①うちの猫ときたら、いつも部屋を散らかすんです。
友達と猫のことを話しています。
「私は猫を飼っているんですが、
うちの猫、本当に困っています。
私がいない間、いつも部屋を散らかすんです。
腹が立ちますよ。」
→ 「うちの猫ときたら、いつも部屋を散らかすんです。」
②うちの旦那ときたら、一日中スマホばかり見ているんです。
友達と旦那の愚痴を言っています。
「うちの旦那、ひどいんですよ。
休みの日なのに、家事を全く手伝わないんです。
一日中スマホばかり見ているんですよ。」
→ 「うちの旦那ときたら、一日中スマホばかり見ているんです。」
③最近の若者ときたら、挨拶もまともにできない人が多い。
おじさんが最近の若者を非難しています。
「最近の若者は、
挨拶も全然しないんだ。
挨拶は最低限のマナーだというのに…
信じられない。」
→ 「最近の若者ときたら、挨拶もまともにできない人が多い。」
【意味】
~について言うと…[非難・不満]
【接続】
名詞 + ときたら
ここの「名詞」には、非難したい人や動物の名前などがくる。
【例文】
①うちの弟ときたら、休みの日は朝から晩までゲームばかりしている。
②えっ、また遅刻?!まったく鈴木ときたら、本当に時間にルーズだ。
③最近の新入社員ときたら、敬語もまともに使えない。
【ポイント】
- 身近な人やものを話題にして、他の人に非難・不満の気持ちを言う。
- 話し言葉。
- 「まったく~ときたら」の形でよく「まったく」と一緒に使う。
※「まったく」:本当に。(非難を強調する時に使う)
例)まったくうちの息子ときたら、毎日ゲームばかりしている。 - 「~ときたら」の後件を省略して言うこともできる。
例)長女はしっかりしているのに、うちの次女ときたら。
【練習】
例)後輩がいます。でも、仕事が忙しいのに全然手伝いません。腹が立ちます。
→ 「(まったく)後輩ときたら、忙しいのに全然仕事を手伝いません。 」
1)うちに犬がいます。夜中ずっと吠えて、寝られませんでした。 →
2)レストランへ来ました。でも、あの店員の接客が最悪です。 →
3)夫がいます。夫は子供の世話をしないで、ずっとテレビを見ています。 →
4)クラスメイトの田中さんがいます。貸した本を何年も返してくれません。 →
「まったく~ときたら…」という形を使って、皆さんが不満を持っている人に言いたいことを言ってみましょう。