【導入文】
①お年寄りがいたら、席を譲るべきです。
電車やバスに乗っています。
私は座っています。
お年寄りが乗ってきました。
どうしますか。
席を譲りますよね。
常識から考えて
お年寄りがいたら、席を譲るのが当然です。
→ お年寄りがいたら、席を譲るべきです。
②財布を拾ったら、警察に届けるべきです。
友達が道で財布を拾いました。
友達は、
「この財布、どうしよう…。」
と言っています。
私は当然警察に届けた方が
いいと思います。
友達に言います。
→ 財布を拾ったら、警察に届けるべきです。
③戦争をするべきではありません。
今も世界で戦争があります。
戦争は、悪いことだと思います。
戦争は当然してはいけないと思います。
→ 戦争をするべきではありません。
【意味】
常識から考えて~しなければならない、~するのが当然だ
⇔ 常識から考えて~してはいけない
【接続】
動詞(辞書形)+べきだ/べきではない(べきじゃない)
【例文】
①両親の言うことは、よく聞くべきだ。
②目上の人には、敬語を使うべきです。
③歩く時は、スマホを見るべきではない。
④冗談でも、嘘をつくべきではありません。
【ポイント】
- 社会の常識から考えたことや、道徳的な考えをもとにしたアドバイスなどに使う。
※すでに規則で決まっていることには使わない。
※目上の人相手には失礼になるので、使わない。
例)×車を運転するには、免許を取るべきだ。
→ 〇車を運転するには、免許を取らなければならない。
【法律で決まっていることだから「~べきだ」は使えない。】
例)×社長、会議は来週にするべきですよ。
→ 〇社長、会議は来週にするのはいかがでしょうか。【社長は目上の人なので、「~べきだ」を使うと失礼。】 - 否定の形は「~べきではない」「~べきじゃない」。
- 「する」の形の変換に注意!
「する」→ 〇するべき、〇すべき - 過去の形にすると、『後悔』の意味になる。
「~べきだった」 ≒~すればよかった
「~べきではなかった」 ≒~しなければよかった
【練習】
下線__に入る言葉を考えて、文章を完成させましょう。
解答例
1)責任をもって育てる
2)敬語を使う
3)いろいろな経験をする
4)嘘をつく
5)他の人にする
6)彼女に連絡をする
7)会社を辞める
最後に「~べきだ・べきではない」を使って、皆さんの国でタブーな話題やしない方がいいことについて話してみましょう。
解答例
・私の国では、食事する前に「いただきます。」、食事した後に「ごちそうさまでした。」と言うべきです。
・私の国では、初めて会った人に年齢を聞くべきではありません。