【導入文】
①あのレストランは美味しくて、サービスがいいからこそ、人気があります。
あのレストランはとても人気があります。
理由は、美味しくて、サービスがいいからです。
理由を強調して言います。
→ あのレストランは美味しくて、サービスがいいからこそ、人気があります。
②一生懸命勉強したからこそ、合格できました。
JLPTの試験を受けました。
結果は合格でした。
どうして合格できましたか。
一生懸命勉強したからです。
理由を強調して言います。
→ 一生懸命勉強したからこそ、合格できました。
③自分の能力が活かせると思います。だからこそ、入社したいです。
会社の面接を受けています。
面接官に聞かれました。
「どうしてわが社で働きたいですか。」
「私は日本語を勉強しました。
自分の能力が活かせると思います。
だから、御社に入社したいです。」
理由を強調して言います。
→ 自分の能力が活かせると思います。だからこそ、入社したいです。
【意味】
理由の強調
【接続】
~からこそ…
だからこそ、…
【例文】
①辛い時だからこそ、みんなで力を合わせなければなりません。
②田中さんがいたからこそ、成功することができたんです。
③あなたを愛しているからこそ、厳しくするんだよ。
④あなたは責任感が強くてみんなに信頼されていています。だからこそ、あなたのような人材が必要なんです。
【ポイント】
- マイナスの意味ではあまり使わない。
例)×あまり勉強しませんでした。だからこそ、試験に落ちました。
【↑「試験に落ちた」ことはマイナスの意味なので、「だからこそ」を使うと不自然になる。】 - 文末には強調の意味の「~のだ(んだ)」という表現をよく使う。
例)一生懸命勉強したからこそ、合格できたのだ(合格できたんだ)。 - 客観的な判断※や事実については使えない。
例)×道が込んでいたからこそ、遅れました。【事実】
→ 〇道が込んでいたから、遅れました。
例)×今日は日曜日だからこそ、図書館は休みだろう。【客観的な判断】
〇今日は日曜日だから、図書館は休みだろう。
※客観的な判断とは…?
個人の感情や意見から考えるのではなく、周りの人が考えるように物事を考えること。
【練習】
下線__に入る言葉を考えて、文章を完成させましょう。
解答例
1)仕事が早く終わったんです
2)みんなと協力しなければなりません
3)外国語を学ぶ楽しさを知ることができました
4)優勝することができたんです
5)どこにでも行くことができます
6)子供に厳しくします
7)一生懸命日本語を勉強しています
最後に「~からこそ・だからこそ」を使って、例文を一つ作ってみましょう!!