【導入文】
①あのカフェのコーヒーは美味しいです。
ただ、値段が高いので、あまり行きません。
私はあのカフェが好きです。
あのカフェのコーヒーは美味しいです。
あのカフェはほとんど良いんですが、
一つ残念なことがあります。
値段が高いことです。
値段が高いのであまり行きません。
→ あのカフェのコーヒーは美味しいです。
ただ、値段は高いので、あまり行きません。
②この家は、家賃が安いのがとてもいいです。
ただ、駅から遠いのがちょっと…。
家を探しています。
この家は家賃が安いのが、とてもいいです。
この家はほとんど良いんですが、
一つ残念なことがあります。
駅から家まで歩いて40分かかります。
遠いです。
→ この家は家賃が安いのが、とてもいいです。
ただ、駅から遠いのがちょっと…。
③コンビニのお弁当は安くて美味しいです。
ただ、体に悪いから毎日は食べません。
私はコンビニのお弁当を食べます。
コンビニのお弁当は、
安くて美味しいです。
コンビニはどこにでもあるので、便利です。
コンビニのお弁当はほとんど良いんですが、
一つ残念なことがあります。
体に悪いことです。
体に悪いから、毎日は食べません。
→ コンビニのお弁当は安くて美味しいです。
ただ、体に悪いから毎日は食べません。
【意味】
ほとんど良いが、一つだけ残念なことがある
【接続】
~。ただ …。
【例文】
①明日の飲み会に参加できます。
ただ、用事があるので10時には失礼します。
②彼は礼儀正しくて、性格も良いです。
ただ、仕事の経験がないのが残念です。
③今の仕事は給料が高いので、気に入っています。
ただ、残業が少なければもっと良いと思います。
【ポイント】
- 前件の内容はほとんど良い評価だが、ほんの少しだけ気になる部分があることを付け加える時に使う。
- 話し言葉。日常会話でもよく使われる。
- 「ただ」と「しかし」の違い
「ただ」:
前件は良いことが多い。
ほとんど良いが、後件では少しだけ残念な部分を言う。
「しかし」:
前件の内容と対照的だと感じることを言う。
前件は良いことでも悪いことでもOK。
例)〇あの店は値段が安くていい。
ただ、サービスだけちょっと…。
〇あの店は値段が安くていい。
しかし、サービスだけちょっと…。
【↑前件は良いこと。後件は残念なこと。】
例)×私は犬が好きです。
ただ、夫は猫が好きです。
〇私は犬が好きです。
しかし、夫は猫が好きです。
【↑前件の内容と対照的なので「しかし」。】 - 「ただ」と「ただし」の違い
「ただ」:
ほとんど良いことを認めて、ほんの少しの残念な部分を付け加える。
個人の考え・評価を言う時によく使う。
「ただし」:
客観的な条件や例外を付け加える。
個人的な評価には使わない。
例)×学生はアルバイト禁止です。
ただ、やむを得ない理由がある場合は相談すること。
〇学生はアルバイト禁止です。
ただし、やむを得ない理由がある場合は相談すること。
【↑客観的な条件・例外は「ただし」。学校の規則を説明しているので、個人の考え・評価ではない。】
【練習】
下線__に入る言葉を考えて、文章を完成させましょう。
解答例
1)歌はイマイチです
2)休日出勤があるのはちょっと…
3)値段が高いです
4)交通が不便です
5)脂っこいです
6)家賃が安いです、駅から遠いです
7)優しい人が多いです、本音はわかりません
最後に「ただ」を使って文章を一つ作ってみましょう!!